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さくらです。
今年の冬、いつものように暖房をつけていると、何やら外から大きな音が。。。
「ブーーン・・・ガタガタガタガタガタ」
何!?近くで工事でも始まったか!?
それは工事の音なんかではなく、外に置いてある室外機の音だったんです。
かなりうるさい音だったので、ご近所さんに迷惑が掛からないように早急に何とかしなければと思ったのですが、音の原因が分からないし、どうすれば静かにできるのかも分かりませんでした。
結局メーカーさんに依頼したところ、室外機内部のコンプレッサーの異常が見付かり、室外機の交換が必要とのことでした。
そして、音の原因となったコンプレッサーの異常を招いたのは積もり積もった室外機の汚れではないかと。。。
メーカーさんには他にも、室外機が異音を出す様々な原因とその対処法、室外機を長持ちさせるコツなどを教えていただいたので、今回はそちらを詳しくご紹介していきたいと思います。
ということで、今回のお題はこちら↓↓
室外機がうるさくなった時の対処法
室外機の音に悩んでいる方、急に室外機の音が大きくなって慌てている方はぜひ参考にしてみて下さい。
うるさい音の原因と解決法が分かります!
エアコンの室外機がうるさくなる原因
急に室外機の音がうるさくなるには何かしらの原因があります。
主に考えられる原因5つについて詳しく説明していきます!
- エアコンが過運転になっている
- 土台に正しく設置されていない
- 室外機に物が当たっている
- 汚れが溜まっている
- 故障している
エアコンが過運転になっている
エアコンを使用すれば、ブーンという稼働音はある程度聞こえるものですが、室内温度と外気温の差が激しかったり、設定温度を極端な温度に設定するとエアコンが過運転となり室外機の動作音が大きくなることがあります。
そもそも室外機の働きを知っていますか?
通常、冷房運転よりも暖房運転の方が稼働音が大きくなります。
これは、暖房運転をする方が室外機のコンプレッサーに負担がかかるためです。
このように、コンプレッサーに負担をかける運転は大きな音の原因になるため、室内と外気温と差が激しかったり、極端に差のある温度設定をした場合は稼働音が大きくなることがあります。
その場合は、エアコンを無理のない温度設定に変えることで稼働音を小さくすることができます。
土台に正しく設置されていない
室外機を設置するときは、通常設置台の上に置くのが正しい設置方法になります。
この設置台に正しく置かれていないと、エアコン運転時に振動で音が鳴る場合があります。
また、設置台に置いていない場合も室外機が不安定になり大きな音の原因になる場合があるので、コンクリートブロックなどでも良いので、しっかりと室外機を土台となるものに据付けるようにしましょう。
室外機に物が当たっている
室外機の周りに物を置いていると、室外機の振動により大きな音が鳴ってしまうことがあります。
特に多いケースが、室外機の上に置いた植木鉢。
これでは室外機の振動がダイレクトに鉢に伝わってしまいます。
室外機の上だけでなく、室外機の周りにも物を置かないようにしましょう。
室外機の振動が伝わり音の原因になるだけでなく、排気口周辺に物を置いてしまうとエアコン内部の放熱がうまくできず熱交換率が下がり、エアコンの効率が悪くなることがあります。
汚れが溜まっている
室外機は屋外に置いてあるため汚れが溜まりやすく、汚れが蓄積されることで大きな異音を出すことがあります。
我が家の異音の原因も「室外機の汚れ」でした
我が家の室外機は道路に面した場所に置いてあるため砂埃などを吸い込みやすく、フィルターが目詰まりを起こしている状態でした。
更に、埃がコンプレッサーまで届いてしまい、正常な作動ができずに大きな音を出す結果となってしまったようです。
我が家のように、車が行き交うような道路沿いに室外機を置いている場合は、フィルターの汚れチェックをこまめに行うことをおすすめします。
故障している
エアコンや室外機の寿命はおよそ10年と言われています。
経年劣化によって部品が故障すれば大きな音の原因になる事があります。
特に室外機は野ざらしの状態で置いてあるため、室内のエアコンよりも早く劣化が進む恐れがあります。
エアコンを長く使っている場合は部品の故障を疑ってみましょう。
各メーカーで補修部品の保有期間が設けられているので注意してね!
メーカーが修理に必要な部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を保持する期間は永遠ではありません。
基本的に製造打ち切り後の10年間は保持されますが、その後は保持義務がないので場合によっては修理ができないということも考えられます。
どのメーカーも10年間保持されていますが、東芝は9年となっていますので注意が必要ですね。
室外機の音を静かにするために自分でできること
室外機からうるさい音が出てしまうのは色々な原因があることが分かりましたが、音を静かにするためにはどんな対処法があるのでしょうか?
自分でできる対処法をまとめてみました!
土台を正しく設置する
まずは、以下のポイントを確認しながら室外機が正しく設置されているかチェックしてみましょう。
- 安定した場所に設置されているか?
- 台が地面と密着しているか?
- 室外機と台が水平に設置されているか?
- 室外機の重さに耐えられる場所であるか?
- ネジのゆるみがないか?
また、室外機の置き場所が地面ではなく壁や屋根などの場合は、そこが安定している場所かどうかきちんと確認しましょう。
音の問題だけではなく思わぬ事故につながる危険もあるので、不安な場合は業者さんに相談するようにしましょう。
確認作業が困難な場所に置いてある場合は、無理せずに業者さんに依頼しよう!
室外機を掃除する
室外機に汚れが溜まっている場合や、今まで一度もお手入れをしたことがない場合は、室外機やその周りを掃除することで音が出なくなることがあります。
自分で掃除ができる箇所は、外カバー、前面の吹き出し口、裏側の熱交換器、ドレンホースの4ヶ所になります
自分でできる掃除は簡単なものになりますが、掃除する上でいくつかの注意点があります。
あくまでも素人の掃除なので、簡単に汚れを取り除く程度にしておき、本格的な掃除はプロにお任せするようにしましょう。
また、室外機本体だけでなくその周辺の掃除も必要です。
道路沿いに室外機を置いている場合は、飛んできたゴミが室外機と壁の間に狭まることがよくあります。
室外機と壁の間に何故かポテチの袋が挟まってたことがあったよー
異音だけでなく、排気口を塞ぐ原因にもなるので定期的に確認してみましょう。
室外機周りのものを移動させる
周りに置いたものが室外機と接触して大きな音を出していたということは意外とよくあることです。
室外機の上や周りに物を置いている場合は、別の場所に移動させるようにしましょう。
他に置き場所がない場合は、室外機用のプランター台や収納庫付きのカバーを使うと便利です。
防振ゴムを利用する
室外機が正しく設置してあるのに振動があり、大きな音の原因になっている場合は、防振ゴムを利用することで解決できる場合があります。
防振ゴムは、エアコンの室外機の振動を抑えることができるアイテムです。振動の原因になっている箇所にゴムを挟むことで振動音を抑えます。
室外機の振動によって大きな音が出ている場合は簡単かつ有効的な対策になります。
▲室外機と設置台の間や、設置台の下に敷くことで振動音をカット!はさみで切れるので必要な大きさにカスタマイズできます
▲室外機と設置台を繋ぐボルト部分に差し込むだけで振動音を抑える!4個差し込むことで100キロまで耐えられます
▲全体を防振ゴムで作られた設置台。プラスチックの台ではどうしても音が出てしまうなら台ごと防振ゴムに!
修理を依頼する
原因が分からない場合や、自分でできる対処を行っても音が改善されない場合は、無理に自分で直そうとせず専門業者に修理を依頼しましょう。
修理を依頼すると費用はかかってしまいますが、室外機の内部はとても繊細にできているため、素人が手を加えると故障に繋がることがあります。
でも、10年以上使っている室外機の場合はメーカーに部品がなくて修理できないよね?
先程お話ししたとおり、メーカーが修理に必要な部品を保持する期間はおよそ10年となります。
10年使っているからもう部品がなくて修理ができないのでは?と考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。
場合によっては代替品で修理ができる場合もあるので、諦めずにメーカーや専門業者に相談されると良いと思います。
買い替える
古い機種で修理の依頼をしたら部品がなくて対応してもらえなかったり、かなりの高額になってしまうような場合は新しく買い替えることを検討してみましょう。
最新の機種は10年ほど前のものと比べてかなり性能的に優れています。
今は省エネ設計が普通の時代なので、古いエアコンを修理してまで使うよりも買い替えてしまった方が費用面でもお得になるはずです。
エアコン自体がまだ使えそうなら室外機だけ買い替えても良いよね?
現在のエアコンと同じメーカーさんに依頼すれば、適した室外機を取り付けてもらうことが可能ですが、通販などで自分で室外機を見付けて取り付けを行う場合はいくつかのデメリットがあります。
- 室内のエアコンに適合できない場合がある
- 別途取り付け業者を探す必要がある
- 取り付け費用が高くなる
本来、室内機と室外機はペアで設計されていますが、通販や中古店で室外機のみを買った場合はそれが室内機に対応できるとは限りません。
また、取り付け業者を見付けたとしても、室内機の取り外しが必要になった場合など費用が高くついてしまうことがあります。
冷媒ガスの注入など、素人ではできない作業もあるので自分で取り付けることはできません。
買い替えをする場合は、メーカーや専門業者に依頼することをおすすめします。
エアコンの節電にも繋がる!室外機を長持ちさせるコツ
室外機を長持ちさせるということは、そのエアコンを長く使えるということに繋がっていきます。
そして、エアコンの節電にも繋がるんです!
エアコンを長持ちさせ、効率よく使うためのコツについてご紹介していきます!
定期的に室外機の汚れや周辺を点検する
屋外に置いてある室外機にとってある程度の汚れは避けられませんが、先程も話した通り汚れは音や故障の大きな原因になります。
定期的な確認と、最低でも年に1回は掃除をするようにしましょう。
そして、排気口周りが塞がっていないかなど、適した環境になっているかも確認しましょう。
- 直射日光が当たらない
- 風通しが良い
- 放熱を妨げる物がない
- 振動や音の原因になる物がない
- 周りにスペースが充分ある
室外機を長持ちさせるためにはコンプレッサーに負担をかけさせないことが重要です。
そのためにも、室外機周りをすっきりさせて、空気の循環がスムーズに行える環境を整えておきましょう。
室外機を日陰に置く
室外機は部屋の中の熱を外に排出するのが役割。
しかし、直射日光が当たり室外機が高温に晒されると上手く放熱することができなくなり、エアコンの利きが悪くなるだけでなく、余計な電力を使うことになってしまいます。
つまり、直射日光が長時間当たることは室外機にとっては大きな負担になるってことだね!
室外機が直射日光の当たる場所に置いてある場合は、少し離れたところにすだれやシェードをかけたりして日陰を作るようにしましょう。
室外機専用の日よけアイテムも多数販売されています。
▲マグネットで取り付けできるひさし付き日よけカバー
▲ベルトでしっかり固定!3層構造で省エネup
▲スライド式だから横幅を室外機に合わせて取り付けできる♪
室外機カバーを取り付ける
室外機にカバーを取り付けることで、汚れの蓄積や直射日光を防ぐことができます。
先程も話した通り、汚れが溜まったり直射日光が当たることは室外機に負担がかかります。
室外機にカバーを取り付けることでこれらの負担はなくなり、結果として室外機を長持ちさせることに繋がります。
これはカバーを付けない手はないね!
しかし、室外機にカバーを取り付けることはメリットばかりではありません。
カバーで室外機を囲うことで風通しが悪くなり、冷気や熱気の循環がうまく行われずエアコンの効率を下げてしまうことがあります。
特に吹き出し口を塞いでしまうようなカバーはおすすめできません。
室外機にカバーを取り付ける場合は、熱がこもらないよう隙間のあるカバーを選び、できるだけ室外機との距離をとれるものを選びましょう。
室外機を囲むようなカバーの場合は、前面が上向きルーバーであれば温かい空気を排気しやすくなります。
▲ルーバーの角度調節が可能!ホワイトもあり
まとめ
ということで、今回は室外機が急にうるさくなった時の対処法についてご紹介しました。
実は、エアコンに不具合が出る時は室内機が故障していることは少なく、室外機が原因となっていることがほとんどなのだとか。
つまり、エアコンを長く使えるかどうかは室外機をどれだけ長持ちさせられるかどうかにかかってきます。
エアコンを長く使うためにも定期的に室外機のお手入れを行い、もし今回のように室外機から大きな音が出たりエアコンの利きが悪くなったと感じるような場合は、早めに適切な対処をすることをおすすめします。
ちなみに室外機を交換してもらった我が家ですが、びっくりするほどエアコンの効きが良くなりました!
室外機のメンテナンスはほんとに大事なんだなーと実感することができました。
ではでは~~
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